コミなびで読めるおすすめの作家さん

私が最近コミなびで読んだ中でおすすめの作家さんは、「湯神くんには友達がいない」を書いている佐倉準さんです。この作品にはタイトルのとおり友達の一切いない湯神くんという男の子が登場します。しかし彼はそれを悲しいとも寂しいとも思わず、友達がいないことに胸を張ってマイペースに生きているのが面白いです。クラスメイトたちからは煙たがられていますが、それも気にしません。主人公は転校生のちひろで、転校してきた先で湯神くんのとなりの席になります。ちひろは湯神くんと違って一人で堂々としていることができず、友達を作りたいと思っています。このマンガは特別な出来事が起こることは無く、普通の学園生活を描いているのですが、キャラクターたちの性格が面白いです。おそらく多くの人が共感できるのはちひろのほうでしょうが、「友達がいないのが何だ!」と我が道を行っている湯神くんを見ていると「友達はいなくても別にいいんだ」と思わされる時があります。実際、学校生活の中で友人関係で悩んでいる子は多いと思いますが、このマンガには「そんなのどうでもいいんだ」と力を抜かせてくれるようなところがあります。着眼点が面白い作家さんで、絵もどんどん可愛くなっているのでおすすめです。コミなびでは巻で売られており、書店で購入するより安く手に入ります。